VIVANTシーズン2のロケ地・アゼルバイジャンとはどんな国?見どころを徹底解説

「超親日国だけど、日本人はよく知らない、面白い神話のある国」

福澤克雄監督がそう語ったとき、私は正直「アゼルバイジャン……どこだっけ」と思いました。

モンゴルのときも似たような感覚でしたが、あの広大な草原の映像美を見てからは「こんな場所があったのか」と完全に心を持っていかれた。今回もきっとそうなるはずです。

VIVANTシーズン2のロケ地として一躍注目を集めているアゼルバイジャン。

この記事では、その歴史・文化・地理・見どころを、VIVANT視聴者の目線から丁寧に解説します。

「ドラマの舞台となった国をちゃんと知ってから見たい」という方に、特に読んでいただけると嬉しいです。

目次

まずアゼルバイジャンがどこにあるか知っていますか?

アゼルバイジャン共和国(赤色部)

知らなくて当然です。正直、私も調べるまであやふやでした。

アゼルバイジャンは、ユーラシア大陸のコーカサス地方、カスピ海の西岸にある国家です。

今、話題になっているイランの北西部に位置しており、東ヨーロッパと西アジアの境目に位置し、北にロシア、南にイラン、西にアルメニア・ジョージアに囲まれた小国です。

国土の大きさは北海道よりやや大きいくらい。

人口は約1,030万人(2025年時点)。首都はバクーで、ペルシャ語で「風の街」という意味があります。カスピ海から強風が吹き込むことからそう呼ばれるようになったんですね。

バクー市内 近代的でユニークな建物が建てられている
スクロールできます
基本情報内容
首都バクー
人口約1,030万人
公用語アゼルバイジャン語
(トルコ語に近い)
宗教イスラム教(シーア派が主流)
※規律は緩やか
通貨マナト(AZN)
時差日本より5時間遅れ
国土面積北海道よりやや大きい程度

なぜ「火の国」と呼ばれるのか

天然ガスが燃え続けるヤナ・ルダク

アゼルバイジャンの異名、「火の国(Land of Fire)」。これはVIVANTを語る上で外せないキーワードです。

理由は地下資源にあります。

この国は石油と天然ガスが非常に豊富で、埋蔵された天然ガスが地表から自然に噴き出し、何千年も燃え続けている場所が実在するんですよね。

特に首都バクーから車で約30分の場所にある「ヤナル・ダグ(燃える山)」は、数千年前から炎が消えたことがない観光名所として有名です。

夜に訪れると、その炎が一層神秘的に見えるとのこと。

さらに、古代ペルシャ時代にはゾロアスター教(拝火教)の聖地でもありました。

火を神聖なものとして崇めるゾロアスター教にとって、地面から自然に炎が噴き出すこの土地は、まさに「神の領域」だったわけです。

「神話のある国」という福澤監督の言葉は、このことを指していたのかもしれません。

古代の信仰と、石油が生む近代的な都市が混在する——そういう「時代が重なった国」は、スパイドラマの舞台として、確かにこれ以上ないくらい絵になりますよね。

アゼルバイジャンの「火」にまつわる主なスポット

アテシュガ寺院
スクロールできます
スポット特徴
ヤナル・ダグ(燃える山)数千年燃え続ける天然の炎。夜景が絶景
アテシュガ寺院ゾロアスター教の聖地・火の神殿。現在は博物館
フレイム・タワー炎をモチーフにした近代の高層ビル群。
バクーのシンボル

5000年の歴史と「シルクロードの交差点」

アゼルバイジャンの国家としての歴史は約5000年前に遡ります。これは日本より古い。

この国が重要だったのは、東西を結ぶシルクロードと、南北の交易路が交わる「十字路」に位置していたからです。

古代から多くの民族・文明が行き交い、その都度異なる宗教・文化が流れ込んできました。

スクロールできます
時代年代出来事
古代紀元前6世紀ゾロアスター教が広まる
古代後期4世紀キリスト教が国教化
中世初期7世紀イスラム教が採用
中世13世紀モンゴル帝国の支配
中世16世紀サファヴィー朝により
シーア派定着
近代19世紀ロシア帝国に編入
現代1991年ソ連解体後に独立

これだけの歴史の積み重ねがある国です。

ゾロアスター教・キリスト教・イスラム教が順番に根付いてきた土地——その痕跡が今も街のあちこちに残っているわけで、映像として映したときの「密度」は相当なものになるはずです。

首都バクーの「新旧融合」という唯一無二の景観

バクー旧市街内部

VIVANTシーズン1のモンゴルが「果てしなく広い草原と砂漠」だったとすれば、シーズン2のアゼルバイジャンは「歴史と近代が同じ画角に収まる都市」です。

これは映像的にまったく異なる魅力をもたらします。そして、首都バクーには、大きく2つの顔があります。

旧市街「イチェリ・シェヘル」は2000年にユネスコ世界遺産に登録されたエリアで、石造りの城壁に囲まれた中世の街並みがそのまま残っています。

12世紀建造の「乙女の塔」、15世紀の「シルヴァンシャー宮殿」——VIVANTが得意とする「歴史と権力の匂い」がにじみ出るような場所ですね。

夜のフレイムタワー

一方、旧市街のすぐ隣にそびえるのが、炎をモチーフにした近未来的な「フレイム・タワー」を含む近代的なスカイライン。

「第2のドバイ」と呼ばれるほど、石油資源を背景にした急速な都市開発が進んでいます。

この新旧の対比が、バクーの最大の魅力なんですよね。一つの画角に中世の城壁と近代のガラス張りビルが同時に収まる——そういう景観は世界でもなかなか見られない。

知られていない「超親日国」という事実

とてもフレンドリーなアゼルバイジャンの人々

「超親日国」という言葉、福澤監督が使っていましたが、これは本当のことです。

なぜアゼルバイジャンが親日なのか。歴史的な背景として、日本の明治維新が「非西洋国家による近代化の成功例」としてアゼルバイジャンの近代化運動に影響を与えたという説があります。

また、1905年の日露戦争でロシアに勝利した日本の存在が、ロシアの支配下にあったコーカサス地方の人々に希望を与えたとも言われています。

互いに舞うほどの激しい試合の決勝戦の試合 AZE:アゼルバイジャン

さらに、アゼルバイジャンには日本の柔道・相撲などの武道文化が深く根付いていて、オリンピックでも柔道で多くのメダルを獲得している国です。

日本では「遠い国」のイメージがありますが、向こうからすると日本はずっと前から「憧れの国」だったりする。そのギャップがなんとも面白いですよね。

VIVANTとアゼルバイジャンの「テーマ的な親和性」

バクー モダン建築と旧市街地風景

ここからは少し考察になりますが——なぜ福澤監督はアゼルバイジャンを選んだのか、という問いです。

VIVANTという作品のテーマは「アイデンティティ」「家族の絆」「国家と個人の間の葛藤」です。

乃木憂助という人物は、日本人でありながら中央アジアで育ち、複数の「顔」を持つ。シーズン1のモンゴルは、そういう「境界の人間」が彷徨う舞台として機能していました。

アゼルバイジャンも、境界の国です。ヨーロッパでもアジアでもなく、イスラム圏でありながらソ連の影響で世俗的。

東西南北、あらゆる文明が通り過ぎてきた場所。ゾロアスター教・キリスト教・イスラム教が順番に根付いた、「どこにも属さない複雑さ」を持つ国。

乃木憂助という多面的な人物を描く舞台として、これほど適切な場所はなかなかないと思います。「火の国」という異名も、VIVANTの情熱的なテーマと重なります。

まとめ:シーズン2をより深く楽しむための「アゼルバイジャン入門」

アゼルバイジャン・バクーの夜の風景
スクロールできます
ポイント内 容
場所カスピ海西岸・東欧と西アジアの境目
別名「火の国」——天然ガスが地表で燃え続ける
歴史5000年・ゾロアスター教
→キリスト教→イスラム教の聖地
景観世界遺産の旧市街と「第2のドバイ」が隣り合う
対日感情世界有数の親日国
VIVANT
との接点
「境界の国」という性格がテーマと一致

シーズン2が2026年7月に始まるまで、まだ少し時間があります。その間に「アゼルバイジャンがどんな国か」を頭に入れておくだけで、映像の見え方がまったく変わってくるはずです。

乃木憂助が「火の国」の街を歩く——そのシーンを想像するだけで、もう早く7月になってほしいという気持ちになりますよね。

情報は2026年4月時点の公式発表および各種資料をもとにしています。

免責事項
本記事はTBS公式発表および信頼性の高い報道・旅行メディアをもとに作成しています。現地の情勢・治安・観光情報は変化する場合があります。渡航の際は外務省の海外安全情報を必ずご確認ください。また、VIVANTロケ地に関する記述は公式発表情報をもとにした考察を含みます。

あわせて読みたい
VIVANTシーズン2はいつ?|キャスト・ロケ地・見どころを総まとめ 「また…あの『赤い饅頭』が戻ってきた」2026年7月放送決定 「赤い饅頭」は、別班からのミッション指令を意味する暗号です。乃木(堺 雅人)が次の任務を命じられるとき...
よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
目次